『ダークフリスの一族 金色の翼の花嫁』
シャナ・エイブ 作 / 栗木 さつき 訳 ![]()
18世紀英国。霧深い丘に、ある一族が暮らしていた。彼らはダイヤモンドの歌を聞き、煙やドラゴンの姿で空翔る能力を持っていた――その秘密を、決して人間たちに明かすことなく。だが、壁を抜け音もなく貴族から宝石を盗むと噂される謎の夜盗がロンドンを席捲し、彼らは掟を破った“逃亡者”の存在を知る。一族を束ねる若き侯爵クリストフは秘宝のダイヤを餌に罠を仕掛けるが、そこに現われたのは予想を裏切る美しい女、かつて不慮の死を遂げたはずのクラリッサだった。自由を求め過去を葬った女と、使命を背負い生きてきた男。宿命の再会がもたらすものは……。原題「THE SMOKE THIEF」

竜人(ドラコン)一族の興亡を描いたシリーズ3部作の1作目。
このパラノーマルとかファンタジーとかいうジャンルは、作家が構築した世界観に嵌れるか嵌れないかで好き嫌いが分かれるんだろうと思ってる。巷で大人気の某シリーズものから早くも脱落した自分はかなり好き嫌いが激しい方なのだろうが…
こちらはなぜかすんなり受け入れられたという![]()
ヒロインにもヒーローにも自然に感情移入出来る。ロマンスとしても王道を行っていて不満はない。一族から逃れようとする者の気持ちも、一族の掟を守ろうとする側の考えにも説得力があるので、ストーリーにも違和感なく入り込めた。
鉱石とドラゴンとの関係も興味深いものだったし、人間→煙→ドラゴンへと変化する過程を想像するのもなかなか楽しい。おまけに不死身じゃないところに好感持てた私って、やっぱり変わり者?![]()
もう一つの一族との出会いを早く読みたい![]()
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